Nattsumade ~ナッツメイド~

美味しいごはんと楽しい子育て in 福津市

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0~1ヶ月(2015年11月)No.3

   

☆おっぱいの飲ませ過ぎについて

このことは、この1年間の記憶の中で強烈に胸に残っていることの1つです。良し悪しを判別するために書く記事ではなく、私の気持ちの整理として書く部分が多くなると思います。ごめんなさい、お付き合い下さいね(^_^;)

産婦人科から退院して1週間後、すぐに赤ちゃんの2週間健診を同じ病院で受けます。「なんだか顔つきがふっくらしてきたし、体重も増えてるみたい。きっと先生にも大丈夫だって言ってもらえるよね!」そう思っていました。病院の助産師さんに言われた通り、泣いたらおっぱい。一日にに500~1000ccのタンポポコーヒーを飲み、シャワーの時にはおっぱいのマッサージ。そうやって毎日赤ちゃんのためにせっせとおっぱいタンクを目指していたのですから。…でもその日、病院では非常に衝撃的な言葉を受けます。

外来小児科の先生:「過飲性症候群です。一日に平均74グラムは増えすぎです。おっぱいの飲み過ぎでお腹が苦しいので上体を常に反らせ、呼吸がゼイゼイと苦しくなることもあります」

私:「えーーーーっ!! そんな可愛そうなことしてたのーo(T□T)o」

グッサリ。その時は他にも色々な話を受けたと思いますが、上の空であまり覚えていません。車での帰宅中まで何とかこらえていましたが、家に着いて赤ちゃんと二人になると、ジワーっと涙が溢れてきました。
「ごめんねぇ、苦しかったんだねぇ、ごめんねぇ…母親失格だねぇ」

赤ちゃんのために一生懸命になって。切れた乳首から血が出て痛くてたまらなくて、それでも我慢しておっぱい
をあげていたのに、赤ちゃんが飲み過ぎで苦しいなんて、私には悲しすぎました。
それからはアドバイスを受けた通り、泣いてもすぐにおっぱいをあげるのではなく、抱っこして揺らしたり家の外を歩き回ったりして、何とか授乳の間隔を延ばそうと努力しました。その頃の手帳には、一日に何回、何分くらい授乳したか書き込まれています。赤ちゃんの泣き顔や声にまだ慣れていないので、胸がキューッと締め付けられる思いがしていたのを覚えています。。

さぁ次は1ヶ月健診です。努力の甲斐あって、赤ちゃんの体重は何とか一日50グラム増におさまり、心からホッとしていました。その後、入院期間が重なったママ(前回の記事とは別の方です)と一緒になり、少しお喋りする機会がありました。

私:「2週間健診のときに、おっぱいの飲ませ過ぎって言われて、ショックでショックで…授乳間隔を空けるのに苦労しています(泣)。」
ママ:「私も言われましたよ! でも、気にするのやめました! 赤ちゃんはおっぱいで安心も得ているそうじゃないですか。何より、私自身が赤ちゃんを泣かせておくのがしんどいから。まぁ、色々試しましたけど、泣き止まないときは潔くおっぱいあげてます!」

「おわーっ!こんなにも子育てって人それぞれ違うのねー( ̄□ ̄;)!」と、私はビックリ。でも私は、このママに背中を押してもらったような感覚でした。「そうだよね、ママが無理を続けるのは良くない。赤ちゃんがおっぱいで安心できるなら、欲しがっているときはあげなきゃ!」と。家に帰って「もうおっぱいの飲ませ過ぎは気にしないんだと夫ちゃんに話すと、「いやいや、オレもそう思ってたよ。そう言ったでしょ(^_^;)?」だって。そうだったのね~( ;∀;)。私が頑なになって夫ちゃんの声まで聞こえなくなっていたようです。

でも、授乳感覚を空けようと試みたおかけで、結果的に良かったのではないかと思うことも数点あります。一つ目は、赤ちゃんがおっぱいを一度に飲む量が増え、続けて寝る時間が長くなったこと。二つ目は、赤ちゃんの要求をより汲み取ろうと努めるようになったことです。「暑いのかな?寒いのかな?オムツ替えて欲しいのかな?眠たいのかな?お腹が空いてるのかな?」泣いたらすぐおっぱいでは、こんな風に考えて対応することは、いつまでもできていなかったと思います。普通のことなのに、お恥ずかしい。
そして、3つ目はやはり、子育ては、「自分で考え自分のスタイルを見つけていくことが必要なのではないか」と気付き始めたことでした。
大体、退院してしばらくしすると、おっぱいはパンパンに張るようになり、乳首をちょっと刺激しただけで母乳がタラタラと流れ出るようになっていたのですから、「おっぱいが出ない・赤ちゃんが飲めない」という時期はとっくに通り過ぎていたのです。では次の段階はどうするのがいいのかな?と、考えられればよかったのですが、「初めての育児でわからないことだらけ」と、思い込んで、自分で考えることをしようとしていなかった様にも思われます。

もちろん、お医者様の言うことは正しいと思います。私が受けた診断も間違いだとは思っていません。でもお医者様によって違う意見を仰ることもあります。自分の母親と助産師さんの言うことが全く正反対なことも。そんな時はどうしましょう? 私なら、自分が前向きに取り組める道を選ぼうと思います。その方が、赤ちゃんもどんどん可愛く見えてくるから。

正直に言うと、子育てに関してはとてもビビりで、すぐにググってみたり、不安で不安で狭い視野の世界に入り込んでしまうことは今でも多々あります。「どうしよう、どうしよう。大変だ、大変だ(;>_<;)」そんな時は私と性格の全く違う母や夫ちゃんに相談します。すると、「あれ?そういう考え方もありなのか?」と、スルリと不安を拭ってくれることもあるのです。もし私みたいに心配性なママさんがいらっしゃいましたら、お試し下さいね。

またまた長々と失礼しました( ;∀;)

 - 子育て, 1歳になるまで